英語での産業医面談とは?外国人従業員のメンタルヘルス・復職支援

英語で産業医面談を受ける外国人従業員

執筆:諏訪内亜由子(アステラ産業医事務所 代表産業医)

外国人従業員のメンタルヘルス不調や休職・復職を支援する際、英語で状況を確認できる産業医がいると、本人と企業の認識をそろえやすくなります。本記事では、英語での産業医面談の進め方と、人事担当者が準備しておきたい事項を解説します。

目次

英語面談が役立つ場面

  • メンタル不調の兆候があり、本人の状態を詳しく確認したい
  • 長時間労働後の医師面接を英語で実施したい
  • 休職前に、治療と会社との連絡方法を整理したい
  • 復職可否、段階的な勤務、業務上の配慮を検討したい
  • 健診結果や受診勧奨を本人が理解できる言葉で説明したい

面談前に人事担当者が整理する情報

  1. 面談の目的:健康相談、長時間労働、復職判定など、何を判断・支援する面談かを明確にします。
  2. 業務内容:勤務時間、出張、夜勤、運転、高所作業など、安全上重要な業務を共有します。
  3. 社内制度:休職期間、復職基準、試し出勤、在宅勤務など、利用可能な制度を確認します。
  4. 本人への説明:産業医の役割、面談の目的、会社へ共有される情報の範囲を事前に伝えます。

英語での産業医面談の流れ

1. 状況確認

現在の症状、睡眠、食欲、治療状況、生活リズム、業務負担、職場で困っていることを確認します。必要に応じて、主治医の診断書や処方内容も本人の同意のもとで確認します。

2. 就業上の評価

治療上の回復だけでなく、実際の職場で求められる集中力、通勤、対人業務、判断を伴う業務などを踏まえて検討します。主治医による復職可能の判断と、職場で必要な業務遂行能力は必ずしも同じではないため、業務情報を含めた評価が重要です。

3. 就業配慮とフォロー計画

勤務時間、残業、出張、業務量、再面談時期などを具体化します。会社へは、診断名そのものではなく、就業上必要な意見を中心に共有し、本人のプライバシーに配慮します。

外資系企業で特に注意したい点

海外本社の制度をそのまま日本法人へ当てはめると、日本の法令や社内規程との間にずれが生じることがあります。また、上司・人事・産業医・主治医の役割について、従業員が異なる前提を持っている場合もあります。面談前後に役割と情報共有範囲を明確にすることで、安心して相談できる環境をつくれます。

アステラ産業医事務所の英語対応

  • 英語での産業医面談
  • 外国人従業員のメンタルヘルス、長時間労働、健診後フォロー
  • 休職・復職支援と就業上の配慮に関する助言
  • 人事・労務担当者との英語コミュニケーション
  • オンライン面談を活用した全国対応

対応範囲は契約内容や個別の状況によって異なります。企業規模、所在地、対象人数、ご希望の業務を添えてご相談ください。

参考:厚生労働省「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」、厚生労働省「職場におけるメンタルヘルス対策」

補足・関連情報

復職の最終判断は、産業医等の意見を踏まえて事業者が行います。具体的な手順は職場復帰支援の5ステップ、健診後の対応は健康診断の事後措置をご覧ください。

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この記事を書いた人

諏訪内 亜由子のアバター 諏訪内 亜由子 アステラ産業医事務所 代表産業医

アステラ産業医事務所 代表産業医、諏訪内亜由子(すわない あゆこ)。2002年慶應義塾大学医学部卒業、2014年同大学大学院にて医学博士取得。小児科専門医・指導医、労働衛生コンサルタント。20年以上の臨床経験と7年以上の産業医経験を活かし、メンタルヘルス、休職・復職支援、健康診断後の就業配慮、女性の健康、育児と仕事の両立、健康経営を支援しています。東京・新宿を拠点に、オンライン面談で全国の企業に対応。英語での面談にも対応しています。 詳しい経歴・事務所紹介

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