オンライン産業医面談の準備|個室・通信・資料共有の確認事項

オンライン産業医面談を行う前に、相談できる場所、映像・音声、資料の共有方法、当日の連絡先を確認しましょう。準備が整っていないと、話しづらさや通信の中断により、必要な確認が十分にできないことがあります。

目次

オンライン産業医面談を実施できるか確認する

オンラインで実施できる業務や必要な条件は、面談の種類と状況によって異なります。長時間労働者やストレスチェック後の法定面接指導についても、関係する通知を踏まえて実施方法を確認する必要があります。

厚生労働省の通知では、医師が必要と認める場合には直接対面による実施が必要とされています。そのため、オンラインを希望する場合も、まず面談の目的と状況を産業医に伝えてください。

本人が安心して話せる場所を用意する

職場から参加する場合は、周囲に会話が聞こえず、途中で人が入ってこない部屋を確保します。会議室の予約名や本人への呼び出し方も、相談の内容が周囲に伝わりにくい方法を検討します。

自宅から参加する場合も、同居者の出入りや音漏れを確認します。静かな場所を確保できないときは、職場の個室や対面面談への変更などを担当者に相談してください。

映像と音声を事前に確認する

  • 使用する端末、カメラ、マイクが動作するか
  • 本人と医師の双方が映像・音声を確認できるか
  • 会話が途切れない通信環境か
  • 必要な資料を安全な方法で閲覧できるか
  • 充電や電源、当日の接続方法に問題がないか

例えば、会議室のパソコンを使用する場合は、本人以外のアカウントや通知が画面に表示されないかも確認します。ただし、技術上の設定変更は社内の担当者と調整してください。

健康情報と参加者の範囲を整理する

接続先の案内や資料は、必要な相手に限定して共有します。また、人事や上司が同席する予定がある場合は、目的、同席する範囲、本人だけで話す時間の取り方を事前に相談します。

面談の内容を録音・録画することを前提にせず、記録の目的と取り扱いを確認してください。詳しい健康情報と、職場に伝える就業上の配慮は区別して整理します。

接続が切れた場合の連絡方法を決める

当日の連絡先と、通信が途切れた場合の再接続方法を共有しておきます。十分にやり取りできない場合は、方法の変更や日程の再調整を産業医と相談します。

また、体調が急に悪化したときなどの対応を確認できるよう、面談時の所在と連絡体制についても必要な範囲で事前に調整します。オンライン面談の予約は、緊急時の診療や救急対応を代わりに提供するものではありません。

訪問業務との役割分担

オンライン面談と、実際の職場を確認する巡視は役割が異なります。厚生労働省の通知も、定期巡視では実地で職場環境や作業内容を確認する必要があるとしています。

したがって、企業の産業保健体制では、訪問日とオンライン面談日をどのように組み合わせるかまで計画します。面談件数だけでなく、委員会や巡視などの業務もお知らせください。

面談前に人事が準備する資料 / 産業医サービスのご案内

参考資料とご相談

参考:厚生労働省 情報通信機器を用いた産業医の職務の一部実施に関する留意事項等(2021年3月31日)。実施の際は、最新の通知と個別の条件を確認します。

アステラ産業医事務所は、東京・西新宿を拠点に全国のオンライン面談をご相談いただけます。実施方法と必要な準備は、面談の目的を伺ってご案内します。

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