産業医面談の事前準備|人事がそろえる資料と確認事項

産業医面談の事前準備では、人事が把握する仕事の情報と、本人が話す健康情報を分けて整理します。面談の目的、仕事内容、勤怠、これまでの対応を確認しておくと、就業上の配慮について相談しやすくなります。

目次

最初に面談の目的を確認する

健康相談、長時間労働への対応、復職の相談など、何を確認したい面談かを整理します。目的が曖昧なまま本人を呼ぶと、不安や認識の違いにつながることがあります。

例えば、面談の案内では目的、日時、所要時間の予定、場所、事前に準備するものを伝えます。必要な健康情報の共有方法は、産業医と調整してください。

人事が準備する業務と勤怠の情報

  • 所属、担当業務、責任の範囲、日常の仕事の流れ
  • 所定労働時間、時間外・休日労働、夜勤やシフトの状況
  • 出張、運転、危険作業など、配慮の検討に必要な業務
  • 欠勤や遅刻の経過、直近の業務変更、職場で既に行った対応
  • 現在の相談事項と、企業が確認したいこと

単に「忙しい」「調子が悪そう」とまとめるより、いつから何が変わったかを具体的に整理します。ただし、人事担当者が診断を推測して記載する必要はありません。確認できた事実と、周囲の見立てを分けて伝えてください。

本人に準備を依頼する情報

本人には、体調の変化、現在困っている仕事、受診や治療の状況などを、面談で話せる範囲で整理してもらいます。主治医の情報が必要な場合は、その目的と取得・共有の方法を事前に確認します。

診断書があれば必ずそれだけで判断できるとは限りません。仕事内容や職場の受け入れ状況も含めて産業医に伝えることが大切です。

面談室とオンライン環境を整える

対面面談では、周囲に会話が聞こえない個室を確保します。また、面談中に人が出入りしないよう、会議室の予約と案内方法を確認します。

オンラインでは、本人が安心して話せる場所、通信状態、本人確認の方法、資料の共有方法を事前に調整します。業務や面談の種類によって実施条件が異なるため、すべてをオンラインで代替できるとは考えず、産業医に確認してください。

健康情報の共有範囲を決める

人事、上司、産業医が同じ情報をすべて持つ必要があるとは限りません。診療内容などの詳しい健康情報と、職場に伝える必要がある就業上の配慮を分けて整理します。

例えば、上司へは業務上の注意点や配慮の期間を共有し、詳しい病歴を広く配布しない方法を検討します。取扱規程、本人への説明、必要な同意などは情報の種類と利用目的に応じて確認します。

面談後に決めること

  • 産業医の意見を受けた企業内の確認担当者
  • 勤務時間や担当業務など、検討する就業上の配慮
  • 本人への説明と上司に共有する事項
  • 配慮を見直す時期と、次回の面談・連絡予定

面談を実施するだけで対応が完了するわけではありません。その後の業務調整や確認まで予定に入れ、担当者間で進め方を共有します。

産業医面談について相談する

アステラ産業医事務所は東京・西新宿を拠点に、産業医面談や休職・復職支援のご相談を承っています。事業場の人数、所在地、面談の目的をお知らせください。

産業医サービスの内容 / 職場復帰支援の流れ / 訪問対応エリア

参考:厚生労働省 職場のあんぜんサイト 産業医。本ページは一般的な準備の整理です。面談の目的や事業場の状況により必要な資料は異なります。

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